皆様、こんにちは~
キャリアコンサルタントで牡蠣好きの貫井(ぬくい)です。
先祖は水軍なのでその影響かなw
今日は進学や職に就くこと、自身のありたい未来像を考える上で
必要な考え方「キャリア教育」について少し投稿します。
中央教育審議会、平成23年1月31日答申の「今後のキャリア教育・職業教育の在り方について」では「若者の現状、大きな困難に直面」とし以下二点を課題点として上げている。
■学校から社会・職業への移行が円滑に行われていない。
例 早期離職(入社後3年以内の離職割合)
中卒 7割 、高卒5割、大卒3割(俗にいう「七五三」)
■社会的・職業的自立に向けて様々な課題が見られる。
・コミュニケーション能力等職業人としての基本的能力の低下。
・職業意識・職業観の未熟さ
・進路意識・目的意識が希薄な進学者の増加
「職業観の未熟さ」「進路意識、目的意識が希薄…」
(´・ω・`) Oh...
やりたいことが分からない、目的目標与えられた使命に気が付かない。
我々大人は反省するところがないだろうか。
子供達に対し
「どこでもいいから大学に行け」
「大学にさえ行っとけばなんとかなるから」
「大きな会社だったら間違いないから」
そんな大人の言葉を信じ大学や就職を決める、、そして悩む。これで良かったのだろうか?自分が本当にやりたかったことはなんだったのだろうか、、と立ち止まる。立ち止まってじっくり人生を問い、そこに意味を見出しゆっくりとまた歩みを進める者もいればそうでない者もいる。やはりできるだけ小さな内からキャリア教育は必要ではないだろうか?
ここで伝記、偉人伝が一つの解決策になるのではと真剣に考えている。
伝記を読むと気づくことがある。
それは人生のこの流れである。
生誕→成長→苦難→解決に繋がるための出会いや発見→挑戦→失敗→再度挑戦→再度失敗(レベルの高い失敗を何度か繰り返し)→成功若しくは失敗→別れ→死
この生誕から死までを140ページぐらいでギュギュッと濃縮して一冊の本にまとめている。子供(年齢が低ければ低いほど影響は大きい)は適当に読んでいるようでも強烈にイメージとして残る。
ブラック・ウェルは女性で初めての医師、女性が医師になるなんて、とんでもない!と言われながらもなぜ彼女は目指したのか。
ココシャネルは孤児院で育つが、ある出会いから貴族の家に住むことに。そこから頻繁に彼女の前に現れる挑戦。社会の当たり前を壊し新しいものを作っていった。
幼い時に両目の視力を失ったルイブライユ、彼は現在主流になっている六点式の点字を開発した。
杉原千畝は、人道、博愛主義を貫きユダヤ人を救うために、政府からの命令に背いてでもヴィザを発行し続けた。
人生から与えられた「苦難、困難」
目の前の難問に対して臆せず、逃げずに立ち向かう偉人の姿は子供たちの心にしっかりと刻まれるはず。
偉人伝を通して擬似的に経験する困難、それを偉人とともに乗り越えていく。伝記を読み終えゆっくりと本を閉じる時、彼ら彼女らの心に残るもの、熱くする心、それが志の種であり将来の目標となる可能性のあるきっかけである。
中央教育審議会の答申が課題点としてあげた「目標意識の希薄さ」は偉人伝をキャリア教育に取り込むことにより改善するのではないか。
偉人伝にキャリア理論を加え、小中高校生向けにできないか考え中。
温かい日を浴びながら。
拝
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