企業の離職率に刮目せよ!その二(定着率の高さ)

皆様、こんにちは~
キャリアコンサルタントの貫井(ぬくい)です。

本日は「企業の離職率に刮目(かつもく)せよ!!」と題して、企業の「定着率」から「就職先企業」を皆様と一緒に検討してみたいと思います。参考になさって下さい。なお、本日投稿分では直接「障がい者就労」とは結びつかない部分もありますが、一つの考え方、指標としては有効と考えます。3回に分けて投稿、今日はその2回目です。

読んだ後、あなたが得るもの
漠然と企業探しをしていたが「定着率の良い会社」から効率よく探すことができる!!

もくじ
  • 航海を後悔しないためには
  • 定着率の高い会社から見えてくるもの
  • いよいよ企業名発表!!

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航海を後悔しないためには

先ずは、簡単に昨日のおさらいから。
昨日の投稿の中で新規学卒者の3年以内の離職状況を説明した。

  大学31.9% 短大等41.7% 高校40.9% 中学63.7%
  新規学卒者の離職状況(平成25年3月卒業者の状況)厚生労働省

調査結果によると大卒の3年以内の離職率は31.9%、「3年で3割が辞める」という計算になる!!高卒だと4割、中卒だと6割以上が3年で辞めるということです。

「職についたけど思っていたのと違った」
「自分が本当にやりたいことではなかった」

とならないように、就活の際にはいきなり「企業探し」からではなく「自己理解」を先にする必要がある。具体的には、


  個人の能力、特性と職業に求められるスキルが一致するほど
  個人の仕事における満足度は高くなる(キャリア研究の第一人者フランク・パーソンズ)

自身の能力、特性、仕事に求められるスキルを確認する。
昨日投稿分中の「人と職業の適合のための要素」を確認されたい。
                
ダウンロード (9).jpg

大事な人生の節目、ターニングポイントです。
人生の航海ではハプニングはつきもの、嵐が来たり、座礁したり、氷山にぶつかったり色々あるでしょう。すんなりとは目的地まで着かせてくれません。ですが、

やっとたどり着いたのに、
僕の目指していた場所ではなかった・・

など航海後悔で終わらせないように、大事な節目では慌てず心穏やかに自身の棚卸をしましょう。(場当たり的な職選びは後で後悔するかもしれません)

その棚卸である昨日のワーク
(まだやってないよ!という方はこちら→「昨日の投稿分」へジャンプ)
このワークを通じて自身に問いかけてみましょうね、と言いました。
ここまでが概(おおむ)ね昨日の話。

ここまでよろしいでしょうか。


images (11).jpg

定着率の高い会社からみえてくるもの

 自己理解はできている!
 具体的にどんな企業があるのか「企業探し」をしたい!!
 でも、ブラック企業とかよく聞くし、心配・・
 「ホワイト企業」を見つける方法ってないのかな~ドラえもーん!!

 もう、のび太くんったら、、そんなときは・・
 「就職四季報!!」
就職四季報2018年版 -
就職四季報2018年版 -
東洋経済が刊行している「就職四季報」は、個別企業ごとの「3年後離職率」を掲載している。企業へのアンケートで集計しているため、掲載企業全てのデータがあるわけではないが、その離職率から「新人社員の定着率の高さ」が分かる。

ここまで読んで、こう思われると思う。

「新人社員の定着率の高さと、障がい者枠での定着率は関係ないのでは?」

はい、確かに状況が違いますから同じだとは言いません。
しかし、新人社員の定着率が高い企業と定着率が低い企業(離職率が高い企業)はやはり職場の環境や人間関係など何かが違うはず。同じ企業内で働く以上、その定着率の高さは障がい者枠においても同じように関係してくると考えます。

ゆえに、ここでの定着率の高さは障がい者枠においても有効と考えています。

いよいよ企業名発表!!

入社してから3年で1人も辞めない会社、そんな定着率が良い会社って想像できますか?
ここで問題、3年後離職率が0%の企業はどれ?

①日産自動車
②東京急行電鉄
③ブラザー工業(ミシンで有名)

正解は・・・・・

・・・・・・・・

実は、全部正解なんです!

(# ゚Д゚)な、何だって!?


①から③全ての企業が3年後離職率0%で新人の定着率が高い企業です。予想通りでしたか?意外でしたか?

3年後離職率が0%、つまり入社からの3年で1人も辞めなかった会社は全部で99社。そのうち、入社者が最も多い159人で1位になったのは、日産自動車。ルノーとの合算で世界販売台数4位の自動車メーカーだ。2011年入社者の3年間での離職者も0人で2期連続の0%となった(東洋経済ONLINEから抜粋)

こんな感じで、定着率の高い会社で興味のある会社を探すんです。そこの従業員は何人いるか?特例子会社はあるのか?などなど調べます。知らずに定着率の悪い会社に障害者枠で入ったとしたら・・それよりも定着率の高い会社を最初から狙い撃ちして入ったほうが数倍安心ですよね。

以下サイトに定着率の高いトップ200社が載っていますので是非確認ください。
参照「3年後離職率が低い」トップ200社(東洋経済ONLINE)

今日はここまで。
次回は、「定着率の高いトップ200社」を使った、障害者求人の探し方とトップ200社の中から私貫井が選ぶお勧め企業を何社か紹介します!!お楽しみに!!

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