皆様、こんにちは〜
キャリアコンサルタントの貫井(ぬくい)です。
障がい者就労支援を通じて、あなたの課題を解決します。
本日は「企業の離職率に刮目(かつもく)せよ!!」と題して、企業の「定着率の高さ」から「就職先企業」を皆様と一緒に検討してみたいと思います。参考になさって下さい。なお、本日投稿分では直接「障がい者就労」とは結びつかない部分もありますが、一つの考え方、指標としては有効と考えます。3回に分けて投稿、今日はその3回目です。


- 面接時に伝えることはたったの3つだけ
- 隠れ優良企業の見つけ方


- あなたはどんな人、説明できる?
- 定着率の高い会社を見てみよう
- 貫井チョイスの会社はここだ!
- 最後に
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あなたはどんな人、説明できる?
昨日までの簡単なおさらいと追加補足から始めますね~
新規学卒者で3年以内の離職率が大卒31.9%、高卒40.9%
大卒の場合は3年で3割、高卒で4割辞める、と言いました。
人それぞれ理由はあるだろうけど「企業研究、職業理解」で仕事を決めるのではなく、その前に先ずは「自己理解」が大事。
個人の能力、特性と職業に求められるスキルが一致するほど個人の仕事における満足度は高くなる。(キャリア研究第一人者 フランク・パーソンズ)
あなたの能力、特性は?仕事に求められるスキルは?
あなた自身を知った上で、職業理解、企業研究です。
自分のことを深く掘り下げることをせずに、
「あの企業に入れたらかっこいいなぁ~(ステータス)」
「友人があの会社に内定決まった?!負けられない!じゃ俺はあの会社!(比較)」
「そこそこ名の知れた会社であればどこでもいいや(放棄)」
「ここの会社、給与もまあまあ、家も近いし、ここでいいや(安易)」
ステータス、比較、放棄、安易で入社に至った場合、会社に入って何かのきっかけで「化けない限り」必ず何処かでつまずく。こんなはずではなかった、イメージと違っていた、自分が本当にやりたかったことはこれではなかった、と後悔することに。そうならないためにあなた自身があなたのことを理解する必要がある。

将来どうなりたいのか?どうありたいのか?
そのためにはどんな経験、知識が必要なのか?
この2つの質問、回答できますか?
面接時に必ず聞かれることに「自己紹介」と「志望動機」がある、この2つがしっかりと相手に伝われば面接はうまくいく!そして障がい者枠での場合は、この2つに追加して「障害特性の説明」ができるかどうかが大事となる。
「自己紹介」「志望動機」「障害特性の説明」
この3つを面接時に伝えられるかが面接を突破するための肝となる。
「説明」ではない「伝える」ことが大事。ストーリーを持たせ感情を乗せ、多少の失敗とささやかな成功体験、そこから得た知識、経験、目覚めた使命感、だから私は御社を選んだ、私がやりたいことは御社でなければできない、そしてそれは御社にとっても有益だ!私を採用しないことは御社にとって損失です!ぐらいの売り込みができればパーフェクト!
(ここは長くなるのでまた別の機会に投稿します)
自己理解を通じて、上記3つが言えるように、「私はこういう人間です」と説明できるようになりましょう。あなたはどんな人、説明できますか?

定着率の高い会社を見てみよう!
さて、昨日のおさらいと補足が長くなってしまったが・・ここから本日の本題に入る。
「自己理解」はできた、次に「職業理解」「企業研究」だ、でもブラック企業に入ったら最悪だしホワイト企業ってどうやって見つけるの??そこで「就職四季報」が使える。全ての会社ではないものの企業の3年離職率が掲載されている。
新人の定着率が高いということは、職場環境、福利厚生、更には職場の人間関係などなど働きやすい環境が整っていると考えると、それはおのずと障がい者が働く場合にも働きやすい環境だと言える。
では、具体的に定着率が高い企業を見てみる。
以下は、東洋経済ONLINE「3年後離職率が低いトップ200社」からの抜粋
よく知られた会社から、初めて聞く会社もあるだろう。
では、障がい者枠で求人を探す場合である。
例えば、21位の佐藤製薬を調べてみよう。
佐藤製薬HP
まず、何を見るか。
その会社の「会社概要」を見ます。その中に従業員数が記載されています。
佐藤製薬の場合は、従業員数「1,000人」です。ここから分かることがあります。
それは、障がい者を何人雇わなければいけないかが分かります。
現在法定雇用率(障がい者を雇う雇用率)は2.0%です(今後更に上がる予定)
1,000人×2.0%=20人
この会社は20人以上の障がい者の雇用義務があることが分かります。
この会社は○人の雇用が必要なんだな、人集めるの大変だな求人にかける経費もすごいんだろうななどということが分かります。
「雇用義務人数の確認の仕方は分かった、でも該当企業は今障がい者枠での求人はないみたいだけど?」求人募集がかかっていない時こそがチャンスということもあります!!
「潜在市場」参照(←クリックすると該当ページに飛びます)
貫井チョイスの企業はここだ!!
では、具体的に貫井が勝手にチョイスした2社を特にご紹介したいと思います。
ちなみに、同じ東洋経済ONLINEには「障害者雇用率ランキング」もある。障がい者をどれだけ多く雇い入れているかをランキングにしたものだが、このランキングはあくまで雇用人数でランク分けしたもの、定着率は加味されていない。一定の評価はできるもののやはり
「定着率」にこだわりたい。
実際に、ランキングを見た中では何社かは会社の雰囲気最悪だろうなというところ、障害者を雇用することによって得る助成金頼みの「綱渡り経営」をしているところがある、、例えば東芝さん。障がい者雇用数はランキング78位で障がい者雇用を頑張ってみえますが、現在不正会計に揺れており雰囲気は良くはないだろう。障がい者の方が不安に思われていないか心配である。
ということで今回は障がい者雇用率ランキングでは紹介しないことを補足としてお伝えします。
参考 障がい者雇用ランキング http://toyokeizai.net/articles/-/139495?page=2
株式会社舞浜コーポレーション
先ずは、定着率ランキング16位の舞浜コーポレーション。
ここは東京ディズニーランドを運営している株式会社オリエンタルランドの特例子会社です。障がい者雇用にかなり精力的に取り組まれており現在雇用率は2.22%、法定の2.0%を超えています。業務内容も様々、HPを確認ください(当該リンクはオリエンタルランド)
オリエンタルランド
次に、写真はないが87位の東宝株式会社
雇用率は3.37%。障がい者雇用への取り組みなど激励賞受賞をしています。
障がい者の雇用率を満たすだけを考えるのではなく「同じ職場で働く仲間」として考えています。
終わりに
3日間に渡って、自己理解の大事さ、定着率から見る企業を投稿してきた。
目指すべき山、あなたにとっての「約束の地」はどこなのか?
そこまでの行き方、現在位置を確認いただきたい。
また、定着率ランキングから企業を2社のみ紹介した。
他にも良い会社は多くあるがあなただけの、あなたに合った企業が更にあるはず。時間を作って、あなただけの「隠れ優良企業」を見つけて欲しい。
今日はここまで。
障がい者の就労を支援するためのブログです。
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