まずは「契約社員」からスタート。
「安心感」と「付加価値」を与え正規雇用を目指す!
読んだ後、あなたが得るもの
- 正社員になるための方法を知る。
- 結婚する前には「デート」が必要だと理解する。
- 安心感と付加価値が必要だと知る。
もくじ
- 労働力調査から見る
- 障がい者枠の9割近くが契約社員
- 結婚の前にはデートです
- どうすれば正社員になれるか
- 最後に(事例紹介)
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労働力調査から見る
正社員として安定して働きたい!
これは障がい者、健常者限らず、思い焦がれている一つの願いである。
では、現実はどうか?
正規の職員・従業員は3,371万人(前年同期に比べ64万人増加、8期連続の増加)
非正規の職員・従業員は2,042万人(27万人の増加、16期連続の増加)
非正規の職員・従業員の割合は37.7%と、3期ぶりの低下
(平成29年2月17日 総務省統計局)
雇用形態において非正規社員が約4割を占めている。
そんな中、安定などを求めて正社員になりたい!と目指す人は多い。
障がい者枠の9割近くが契約社員から
2016年10月のハローワークインターネットサービス情報によると、障がい者枠の場合、ハローワークの求人を見ると契約社員の割合は87%に達します。つまり9割近くが契約社員からスタートです。
なぜ、契約社員が多いのか?
それは、残念ながら1年以内に離職に至る率が高く、雇った障がい者の様子を見たいからです。
厚生労働省の調査によると、障がい者枠の離職率は30~40%ほど。これは、1年以内に3割の人が離職しているという計算になる。
雇用する企業側としては、正社員で雇ってすぐに勤怠が不安定になり辞めていかれると困る。ゆえに契約社員で雇用し勤怠などを見て、その後数年で正社員登用を検討する企業が多い。
結婚の前にはデートです
「一目惚れ」って言葉がある。
出会ってすぐにフォーリンラブしちゃうことだが。たとえ、すぐに恋に落ちたとしても
はじめまして!あなたが好きだ、よし明日結婚しよう!
とはならない。まずはデートを何度かして、お互いの良いとこ悪いとこを知って、言うべきことは言い、妥協するところは妥協する。そして、愛を育んでいって、最後に
僕と結婚しないか?
はい、お願いします。
(*´艸`)キャ
お互いが愛を誓った上で結婚に至る。
仕事も同じで先ほど「企業側はあなたの様子、勤怠を見たい」と言ったが、あなたも契約期間中に企業を見ることができる、この考え方大事(テスト出します)契約期間中に、社内の環境をよく精査する。職場の環境はどうだ?人間関係はどうだ?殺伐としていないか?怒号が飛ぶような社内でないか?などあなたにとって体調を悪化させるものがないだろうか?逆にこの会社だったらずっと働いてみたい!と思える企業だろうか?そんなじっくり吟味できる期間が契約期間なのである。契約期間中は企業側にとってもあなたにとってもお互いをよく知る大事な「デート期間」良いところ悪いところをよく見て判断できる期間です。
もしかしたら、一見すると優しい彼女(彼氏)も、裏ではすごい一面を持っていることがあとでわかるかもしれません。
それが分かっていたら結婚していなかった!!
そんな悲劇が来ないように、色々な側面からお互いを確認するためにもデート(契約期間)が必要です。
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正社員で行き成り決まった場合
ちなみに、もしこれが行き成り「正社員」で雇用されたらどうでしょうか。
正社員で決まった!!やった!!と思ったのも束の間、いざ配属されたら怒号が毎日のように飛び交い、時間に追われ、座って作業かと思いきや一日中立ち仕事、休憩も中々ない。などなどイメージと違う場合があるかもしれない。結果、辞めるという選択肢をとったとしましょう。そうすると、あなたの履歴書を「汚します」。どういうことか?
正社員で退職に至った場合、次の職探しの際に必ず面接官から
「どうして正社員を辞めたのでしょうか?」
と聞かれます、その時どう答えますか?
思ったところと違ったので、体力が持たなかったので・・それでは落とされるかもしれません。かと言って面接官を満足させるような回答を考えるのも中々大変です。
一方で、これが契約社員で入社であれば、環境が悪かったとしても「契約期間満了」まで頑張れば履歴書は汚れません。「契約期間が満了したので辞めました」それで良いのです。契約期間が満了するまでやりきった、とポジティブな印象として面接官に残ります。
以上から、すぐに正社員になることが必ずしも良いとは限らない、デート期間が必要だということをガッテンしていただけたかと思います。
どうすれば正社員になれるか?
では、デート期間も終わり、一生(とは言わなくとも長く)この会社で添い遂げたいと思った場合、どうすれば正社員になれるかです。キーワードは安心感と付加価値です。
それぞれ説明します。
安心感
正社員を目指す場合、必ず見られるのは勤怠、勤務態度です。遅刻はないか、休まずに仕事に来ているか、与えられている仕事に一生懸命に取り組んでいるか、その仕事に対する姿勢、少し厳しく言えば与えられる給与の3,4倍働いて初めて1人分の仕事に値します、それぐらいできているかなど、これらをこなした時に配属先の長は
「○○さんは正社員になる資格がありますよ」
「○○さんだったら正社員として一緒に働きたい」
と安心して推薦してくれます。私の感覚的には、この安心感を与えることだけでも正規雇用にかなり近づけます。
付加価値
例えば事務で配属された場合、その仕事の決められたことを決められた通りやるのを求められます。付加価値はその求められたこと以上の価値を企業に提供することです。
例えば、1時間かけてやることを工夫して40分で終わらせる、業務の無駄、ムラを指摘し改善させるなど今の業務の改善させるんです。そうすると「○○さんは無駄を省き、業務の改善に取り組み、会社の業績に良い影響を与えてくれた」とあなたに付加価値が付きます。
また、英語ができる、中国語ができる、簿記の資格を持っている、PCに詳しい、なんでもいいので付加価値を持っていると、あてにされます。
付加価値と言うと、なんだか難しそうで、「そんなの無理!」と言う声も聞こえてきそうだが、あなたのちょーーと頑張ればできるレベル感で考えてみましょう。
おはようございます!
ありがとうございます!
お疲れ様でした!
など、挨拶が出来ること、これも立派な付加価値になり得ます。
毎日、職場に遅刻せずにこれること、何かあれば相談ができること、などなど。
とにかく、このような付加価値を持っていることで、他の正社員登用対象者の中で頭1つ抜き出た状態になります。
なんでも良い、あなたしかできない何かを身に付け付加価値を高めましょう!!
以上、安心感と付加価値、この2つを示した時、正社員登用の道が大きく開きます。
最後に(事例紹介)
最後に、事例を言って終わりにします。
わたしが以前担当していた人に発達障害の方がいました、就労場所は特例子会社※です。
※特例子会社とは?障がい者が働きやすいように特別に配慮した会社。
彼の配属先には、ろう者がみえコミュニケーションは口話、メモ、若しくは手話でした。
彼は、そのろう者の方と円滑に仕事を進めるために積極的に手話を覚え簡単な挨拶と仕事上でのコミュニケーションはできるようになりました。
手話ができる人、これが彼の付加価値になりました。
そんな、努力している彼を見て配属先の社員は全会一致で正社員登用に賛成、結果彼はわたしが担当した中で最短の半年ほどで正社員登用されました。もちろん、勤怠もばっちりだったことは言うまでもありません。
デート期間で相手をじっくり吟味し、その上で相手に安心感と付加価値を与える。
あなたの付加価値はなんですか?
追記:トライアル雇用(試行期間)を通じて常用雇用される方法があります
詳しくは→「チャレンジ雇用とトライアル雇用の違い」
転職エージェントを使ってみよう!!
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