皆様、こんにちは〜
障害者職業コンサルタントの貫井(ぬくい)です。
就労支援を通じて、あなたの課題を解決します。
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読んだあとにあなたが得るもの
・障害者トライアル雇用と障害者短時間トライアル雇用の違いが分かる
・ブランクがあっても初めての業種でも先ずは一歩踏み出すきっかけをつかめる
障害者トライアル雇用とは?
私のブログ内でよく読まれる投稿がサイト右側のバナーに人気ランキングとして更新されるが、必ず上位にくるのがこのトライアル雇用とチャレンジ雇用について。アクセス解析で確認すると検索をかけてそこからこのブログに来られている方もいる、それだけ関心が高いのだと思う。前回、障害者トライアル雇用とチャレンジ雇用の違いということでブログに投稿したので、先ずはそのおさらいから簡単にする(前回投稿分と今回の投稿分で理解が深まる)
事業主に対する障害者トライアル雇用の案内文章
障害者トライアル雇用は、障害者を原則3ヶ月間施行雇用することで、適性や能力を見極め、継続雇用のきっかけとしていただくことを目的とした制度です。労働者の適性を確認した上で継続雇用へ移行することができ、障害者雇用への不安を解消することができます(厚生労働省 「障害者の雇用を希望する事業主の皆さまへ」から抜粋)
求職者に対する同雇用の案内文章
障害者トライアル雇用とは、障害のある方が、継続雇用への移行を前提として、原則3ヶ月間(精神障害者は最大12ヶ月)、あなたと企業の相互理解を深めながら、働いてみる制度です。トライアル雇用の期間中は、労働基準法などの法律が適用され、賃金が支払われます。また、トライアル雇用が終わったあとは、約8割の人が継続雇用に移行しています(厚生労働省 「障害者トライアル雇用」に応募してみませんか?から抜粋)
以上は、ハローワークで手に入れることができる企業向けと求職者向けに出されているチラシである。
注目して欲しいのは、求職者用チラシの一文にある「働いてみる制度」ということ。企業側から言えば「働かせてみる制度」ということができる。3ヶ月のお試し期間(トライアル)を通じて当事者は実際に働き、職場環境、上司になる人、同僚になる人と一緒に仕事をしてみる。また、職場内だけのトライアルではなく、家から職場まで毎日決まった時間に行ってみること(決まった時間に起きることも)、逆に仕事が終わってから帰ってみることなどなど「働いてみる」ことができる。ハローワークの求人票の文字からだけでは分からない情報が実際にやってみることによってしっかり見えてくる(良くも悪くも)
こんなことが以前あった。
求人内容では、求職者の希望に合ったものであり喜んでトライアル雇用を開始したものの、就労場所がビルの中の一室にあり窓がない部屋で一日を過ごすものであった。その方は、「窓がないのでなんだか苦しい、、辛い・・」と連絡してきた。(私もちょっとお邪魔してみたことがあるが確かに窓がない部屋で1日過ごすのは辛いなと思った)結局、そこはトライアル期間中に断念したが、その方にとってはお試し期間中に「合う合わない」が早めに分かって良かった、ということになる。
そういった、合う合わないを判断するのがこのトライアル雇用である。
なので、ブランクが長く仕事が続けられるか不安を持っている方や全く新しい業種にチャレンジするので心配だという方に特にお勧めしたい働き方である。
先ずはやってみるその気持ちを気軽に行動に移せる!!
ヽ(・∀・)ノよっし!!
また、3ヶ月の期間経過後に継続雇用(常用雇用)されるかどうかは8割以上が継続雇用に移行されている。
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障害者短時間トライアル雇用とは?
「精神障害者等ステップアップ雇用」に代わるものとしてできた雇用制度がこの短時間トライアル雇用である!
障害者トライアル雇用は週20時間以上の勤務になるが、障害の状況、体調などにより初めから週20時間以上は難しい場合もあるその場合は、障害者短時間トライアル雇用制度(以後、短トラ)がある。これは、週10時間~20時間から就労を開始し職場の適応状況や体調などに応じて、トライアル期間中に20時間以上の就労を目指すというもの(障害者トライアル雇用のご案内から一部引用)
(下記は「障害者トライアル雇用」と「障害者短時間トライアル雇用」のチラシ)
この短トラに関してハローワークに下記問い合わせをしたので載せておく、参考にして欲しい。
(2018年2/25日時点での情報なので最終的にはご自身でHWに確認を)
私:選考について。事業主用のチラシには「障害者トライアル雇用対象者の選考は、書類ではなく面接で行う」と記載されてあるが実際はどうか?
HW回答:「書類ではなく面接で」と書いてあるが全く履歴書、職務経歴書などの書類が不要ということではなく面接当日にそれらの書類を求職者に持ってくるようにお願いする企業が多い。
私:短時間トライアル雇用案件をハローワークインターネットサービスを利用し自分で探せるか?
HW回答:探せる、が現状案件自体があまりなく必ずしも出てこない。HWに直接来て相談して欲しい。
私:企業が出している「トライアル雇用」案件に応募したいが体調面などで不安な場合に短時間から始められる短時間トライアル雇用に変えて応募できるか?
HW:出来るかもしれないが企業側の判断による。先ずはHWに相談を。
今回、都内2箇所のHWにて同内容を確認させていただいた。
(関係者の皆様 ご多用の中、突然申し訳ありません!!!、また大変親切にお答え頂きありがとうございました!!)
担当者によってちょっと言い回しが違ったり保留にして確認頂いたりと色々であったが、この短トラはまだまだ案件自体が少ないのは共通していた。先ずはトライアル雇用案件で気になるものがあれば番号を控えておきHWにて短トラに変更できるか相談してみるといい。企業としても人が欲しいわけであなたのやる気を感じれば短時間からでも検討してくれる可能性もある。
今回の投稿は以上である。
以前投稿した「精神障害者等ステップアップ雇用がなくなった?」の完結版となっている。
障がい者の就労を支援するためのブログです。
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