簡単!企業のニーズとアピールポイント

企業のニーズを知った者だけが、選考に通る書類を書くことができる!!





私は、お昼の相談業務や移行支援事業所で発達障害者の就労支援を普段行っています。
その活動の中で、履歴書や職務経歴書などをよく拝見しますが、そのときに気づくことがあります。

それは・・・・

企業の募集案件、求める人材、言わば「ニーズ」と提出しようとしている履歴書、職務経歴書の記載内容に大きく「ズレ」がある、ということです。


例えば、一般事務募集案件に対して前職の営業について、営業スキルや経験、営業成績を履歴書、職務経歴書で語ったとしても、採用担当者の心には響きません、なぜなら「一般事務募集であって営業職募集ではない」からです。企業のニーズが一般事務経験者募集であればそれに沿ったアピールを書かないとズレが生じます。




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営業職の方が全く未経験の事務職に応募するのであれば、例えば

営業で、エクセルによる顧客管理、売上実績管理、パワーポイントで企画提案書を作成していました。

と一般事務は未経験だけれども、PCスキルはあるんだな、企業のニーズに重なる部分がある、と思ってもらえることを書きましょう。

また、ニーズとして企業が求める中で「人間的素養」についてがあります。
例えば、求人広告の「対象となる方」などの欄に「周囲と協力して業務を進められる方」とあったら、履歴書や職務経歴書には、これまでの自分の経験に照らし合わせて、自分には協調性があることを示すことを書く必要があります。ここで「前職ではパソコンに向かい、一人コツコツと仕事をしてきました・・」と書いてしまうと「この人はコツコツタイプだな、今回の募集には合わないかも」と判断されかねません。

他にも「明るい対応ができる方」とあれば、あなたが過去にお客様や社内の人たちに対して明るく対応できた経験がはなかったか、その対応によってお客様や上司からお褒めの言葉を頂いたことはなかったかを思い出します。

大事なのは、企業が求めているニーズ、抱えている課題を研究し、そのニーズに沿った自分のアピールを行う、ということです。自分の職歴から、少しでも応募先にマッチする知識や経験を洗い出しましょう!



書類選考が中々通らない!!
何度出してもダメ!!

悩み.png


って方は、企業のニーズ、抱えている課題を研究することなく履歴書などを書いている方が多い!
ニーズが分かっていないのに、志望動機や職務経歴書の自己PRなどを書くことできません!
逆に、企業のニーズが分かれば、何を履歴書などに書けばいいのか、書くべきアピールポイントがわかります。


アピールポイント.png


ニーズに沿ったアピールポイントが分かれば、「職歴」「志望動機」「趣味特技」「自己PR」などがとても書きやすくなります。

アピールポイントが分からないのに、志望動機などを書こうとするから難かしい。

①企業のニーズ、課題は何か?
②①に対する自身のアピールポイントは何か?
③アピールポイントを絡めてどう志望動機を書くか



ニーズ.png

企業の弱み(ニーズ、抱えている課題)を確認したら、それに対するあなただけの武器(アピールポイント)を書きましょう!!


企業が求めるニーズの例


【業界経験】

IT、流通、金融、食品、販売、製造などの経験

【業態経験】

製造、卸、小売りなど

【職種経験】

営業、システムエンジニア、事務、経理など

【保有資格】

国家資格、企業認定資格、運転免許など企業に必要な資格

【ビジネススキル】

語学力、マネジメント能力、営業力、プレゼン力など

【人物面の素養】

実直、チャレンジ精神旺盛、冷静、好奇心が強い、誠実など



では、具体的に企業のニーズをどう調べるか、それはその企業の採用情報を求人雑誌や企業のHPなどから見るだけでも、見えてくるものがあります。求人サイトには企業からのメッセージが込められています。そのメッセージを上手く掴めるかどうかがカギとなります。


例えば、募集サイトを見ると、そこに同じ言葉、もしくは同じような単語を何度も繰り返していることに気づくことがあります。それは企業が大事にしている考え方や人材に求めているニーズである可能性が高い。例えば


実際に、2018年夏号のクローバーナビさんに掲載されていた「株式会社SMSキャリア」さんを例に取り考えてみましょう。


募集ページには以下のような言葉がありました。

・社会貢献(3)

・社会的課題を解決する

・使命

・自己成長(2)

・コツコツ

・積極的


カッコ内の数字は同じような言葉が記載されている場合、その回数を表しています。

例:「社会貢献(3)」は、それに似た単語が3回出ているということです


この会社は貢献、人の役に立つ、コツコツ、成長などの言葉が頻出しそれらを重んじていることがわかります。特に自己成長は「福利厚生」に「書籍購入制度」と書かれており、成長のためなら「投資」は惜しまないというメッセージが受け取れます。

また、職務内容を見ると「月ごとに各部門から請け負った事務業務担当していただきます」というところからメールや電話での対応技術が求められていること、「外部サポート業務」では「別拠点のメンバーのメンタルフォロー」があることからある程度のコミュニケーション能力が必要ということもわかります。 

参考:atGPさんのサイト


何となく企業が発するメッセージを読み取ったら以下を考えてみます


①考えられる企業のニーズ、課題は何か?

②①で自分が提案できるアピールポイント(経験、知識など)は何か?


ポイントは、考えられるものはどんどん取り合えず書いてみるということです。

ある程度出尽くした!と思ったら、そこから取捨選択します。何が企業のニーズに合っているか、自分のアピールとなる武器は何か。


以下は、もし私貫井がSMSキャリアさんの障害者枠に応募するとした場合です。10分ほどでツラツラと書いてみました。


SMSキャリア.png

先に述べた「企業が求めるニーズの例」から順番にどんどん書いていきます。

ニーズとアピールポイントが書けたら、三つぐらいに絞ります。


私の場合は、ニーズから

「カウンセリング経験」

「事務経験」

「社会貢献」


上記に対してアピールポイントは

「障害者支援で7年間のカウンセリング経験」

「エクセルによる顧客帳簿などの作成経験」

「ホームレス支援」


を選択しました。


企業のニーズに対して私なりの武器(アピールポイント)を作ったわけです。

あなただけの武器が手に入ったら、あとはその武器を志望動機や自己PRなどに言葉をちょっと変えつつ「散りばめて」いくことで採用担当者の心をググっと引きます!



求人広告は、是非端から端まで注意深く読んでみてください!そこに書かれているニーズは一つではありません。「コミュニケーション能力を重視」「チャレンジ精神旺盛の方」「パソコンの基礎的な能力のある方」「英語ができる方」などなど企業が求めるニーズに対してあなただけのアピールポイントを探してみてください。

ニーズに沿った書類が書ければ、選考に残る可能性は高まります!!



散りばめる方法はこちら

ニーズに対してアピールポイントを使って、職務経歴書の自己PRを作る方法はこちら



転職エージェントを使ってみよう!


キャリアコンサルタント.png


一人では中々うまく就職活動が進まない、企業のニーズや自身の武器が見つからない!という場合は、一人で悩まずに転職エージェントを利用してみよう。キャリアコンサルタントや経験豊富な方が豊富な求人情報からあなたに合った求人の紹介をしてくれます。また、エージェントの強みは企業のほしい人材、ニーズを把握しており、それに沿った履歴書などの書き方を教えてくれるところにもあります。悩んだら、取り合えずエージェントに頼ることも選択肢の一つとして考えてみましょう。


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