発達障害の早期発見早期支援に向けて保育士の関わり

保育士は気になる子の保護者に対して発達上の課題を直接伝え、専門機関の利用を勧めたいと思いながらも、それにより保護者が不安に陥ることや、関係性が悪化することを恐れ、支援を行うことに困難に感じている。


論文「保育士による発達上「気になる子」の保護者への支援の実態と関連要因の探索 発達上の課題の伝達に着目して」から。


発達障害児の早期発見早期支援に繋げるため一役を担うのが保育士と言われている。


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発達障害児者は集団生活を送る中で困難を示すことが多く,保育士が「気になる子」という形で気づくことが多い.「気になる子」は多くの場合,発達障害が疑われる子どもという文脈で使われており,その気づきは発達障害の早期スクリーニングになると言われる。


先行研究によると、気になる子の発生率は5.4〜12.0%
また、クラスに気になる子がいると認識する保育士は8割以上。日頃から子どもや保護者と関わる機会の多い保育士が子どもの発達への関心を高め、専門的な支援に繋げていくことで、発達障害の早期発見早期支援に繋げることができる。


気になる子の保護者への支援の実態として「意識的な関係づくり」「保護者が気になることへの助言」「気づきの促し」は、7割以上実施されているのに対し「発達上の課題の伝達」の実施割合は4割程度。


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保育士は気になる子の保護者に対して発達上の課題を直接伝え、専門機関の利用を勧めたいと思いながらも、それにより保護者が不安に陥ることや、関係性が悪化することを恐れ、支援を行うことに困難に感じている場合がある。

しかし、本論文では気になる子の中で実際に専門的な支援を受けている事例の80.2%は、保育士が「発達上の課題の伝達」を実施していたことも見逃せないポイント。


同論文では結論として、「発達障害の早期支援体制の整備に向けて、保護者への支援を推進するためには、保育士が実施した支援の定的な振り返りを行えるように、保育カンファレンスの実施 方法を検討することや、保育士が他機関との連携を強めることが必要」としている。


引用論文 東北大学大学院 佐藤日菜 「保育士による発達上「気になる子」の保護者への支援の実態と関連要因の探索 発達上の課題の伝達に着目して」


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