障害特性をポジティブに伝えるには

障害を伝える際、どうしてもネガティブに相手に伝わりがち。親近効果を使ってネガティブ情報をポジティブに伝えよう!






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面接の際に、障害のために配慮が必要なことがあれば必ず伝えましょう。

通院の際の早退、休暇。仕事の指示は文章で欲しい、聴覚過敏があるので耳栓をつけての仕事を認めて欲しい、集中するためにパーテーションをして欲しいなどなど。配慮して欲しい内容を事前にしっかり伝えることが、そのあとの働きやすさに繋がり、あなたの心理的負担、かかるストレスを減らしてくれます。

ただ、障害であってもストレートに伝えるとネガティブに伝わりがちなので、ポジティブに伝わるように少しだけ工夫しましょう
以下では、あなたの障害特性をポジティブに伝える方法をお伝えします。

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言う順番で与える印象が変わる!!


親近効果を紹介する。これは行動経済学用語の一つで、ネガティブな情報、例えば自身の障害、苦手などを伝える際に相手にポジティブに伝える方法である。ポイントは、ネガティブな情報を先に伝え、ポジティブな情報を後で伝えること。


先ネガ、後ポジで覚えましょう。




早速例文を見てみましょう。
以下例文では、AさんとBさんは同じ内容を言っていますが、ポジティブ情報とネガティブ情報の伝える順番が違います。あなたが面接官になったつもりでAさんBさんの言葉を読んでみましょう。


Aさん 一つの仕事であればしっかりできますが(ポジティブ)複数の仕事を同時にこなすことはできません(ネガティブ)
Bさん 複数の仕事を同時にこなすことはできませんが(ネガティブ)一つの仕事であればしっかりできます(ポジティブ)



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Aさん 仕事での指示は文章で頂けると理解しやすいですが(ポジティブ)、口頭での指示は理解が難しいことがあります(ネガティブ)
Bさん 口頭での指示は理解が難しいことがありますが(ネガティブ)文章で頂けると理解しやすいです(ポジティブ)




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2つの例を見てみましたが、順番を変えるだけで随分印象が変わることに気づいていただいたかと思います。


私たちは、複数の情報を順番に提示されたときに、後に提示された方を印象強く評価する「親近効果」と呼ばれる心理現象があります。そのため、同じ情報でもネガティブなことを最後に言うと相手はネガティブな印象を持ち、ポジティブなことを最後に言うと相手はポジティブな印象を抱く傾向があります。


新しく来た上司、どんな感じ?
Aさん 仕事はできるけど、めっちゃハゲてるよ!
Bさん めっちゃハゲてるけど、仕事はできるよ!

順番が違うだけで、印象違いますよねw


要するに終わり良ければ総て良しです。

障害特性などネガティブな情報を相手に伝えるときは、是非親近効果を意識して伝えてみましょう。
先ネガ後ポジの順番ですよ。


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