努力や根性ではなく環境調整を!

努力や根性を求めない!
関係機関と連携し「環境調整」を切り口にアプローチする!


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障害者雇用をしている企業の方に言いたいのは、発達障害者を定型発達者(健常者)に変えようとするのではなく、どうすれば働きやすくなるか、彼ら彼女らが働きやすいように環境にアプローチすること、「環境調整」をぜひ検討頂きたい。


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環境調整の例

項目苦手対処例
聴覚特定の音色、音声、予期せぬ音、大きな音で不安やパニックになる。
・対応可能な刺激の程度を確認する。対処例:耳栓、ノイズキャンセリングの使用を認める。配慮例:仕事の部屋の移動(静かな場所)

ワーキングメモリー(短期記憶)
・情報を一時的に覚えておくことが苦手(指示内容等、聞きながら聞いたことを頭に留めてメモをするのが苦手)
・作業を中断すると、どこまでやっていたか思い出せない

・記憶できる範囲に情報量を絞る
・指示を一つ一つ出す
・集中できる作業時間の配慮
手順・複数の作業の流れを効率よく組み合わせる、段取りを自分で考えて組むことが苦手
・手順書、チェックリストの作成
時間・予定・進捗・締め切りまでの時間の見極めが甘い、過去に成功した最短時間で見積もり、間に合わなくなりがち
・予定を細分化して、時間配分を考える
・日程表、タイマーの活用
メモ取り指示を聞いてもポイントが把握できなくなったり、メモするとよいことの判断がつかず、メモを取り損ねる
・既存の手順書の活用
・ICレコーダーの活用
・メモを取る箇所、ポイントを予め伝える

優先順位・意思決定
・何から手を付ければいいのか分からなくなる
・やりやすいと思った作業から取り掛かる、特にあまり何も考えずに目に入った作業、思いついたことから取り掛かる
・指示者側が優先順位を伝える
・優先順位をつけやすくなるような作業管理表、進捗管理表を活用
作業特性(手先協応性)
・手先が不器用、両手を同時に動かす作業が苦手
・道具をうまく扱えない、扱えるまでに時間がかかる
・特性に応じた作業種、作業量の検討
・手や体の使い方(持ち方、添え方など)も手順化、定型化する



『障害とは「有無」ではなく「濃淡」。「環境」の在り方次第で機能障害が淡くても、困難さは強くなる。一方で、機能障害が濃くても環境の在り方次第で、困難さは弱く、生きやすくなる(北海道大学大学院 安達潤』


企業は、ジョブコーチや地域の障害者就労支援センターなどと連携し、発達障害を持った方がより良く仕事ができるような環境調整をしていく。その中で、当事者が仕事をしやすい環境を作っていく。


努力や根性で仕事はできるだろう!?
と何とも古い考えをお持ちの方(失礼!)も多いですが、そのような精神論で出来るようになるのであれば、そもそも障害ではないです。先天的に「与えられた機能」として出来ないこともあるんです。で、あれば上記のように苦手に対して必要な配慮、調整をしていく、それだけで働きやすい環境になり本人もハッピー、企業側もハッピーになれます。


努力や根性で人は変わるはず・・・?
そんな星飛雄馬的な考え、スポ根根性は捨てましょう!


【文献】
平成29年度 支援技法普及講習(発達障害) 発達障害者のアセスメントについて 資料集(4-5)


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