「健康状態」に書く内容は体調・体力が戻っていること、仕事が出来そうだと思ってもらえるような安心感に繋がることを書くべき
履歴書のタイプによってはあなたの「健康状態」を記載する必要があるものがあります。
どう書くべきかを悩まれる方が多い箇所です。
何をどう書くべきでしょうか?
ここは、採用担当者の側に立って考えると自ずと書くべき内容が分かります。
障害者雇用を強気で勝ち取るための大切なポイントは何でしょうか。
外せないポイントは、採用担当者が障害者枠採用において感じている「不安感」を「安心感」に変えてあげることです。不安感とは、仕事が出来るぐらいに体調は整っているのか、体力は戻っているのかなどといった不安感です。履歴書や職務経歴書などを通してこの不安感を完全にとは言わなくても少しでも払拭し安心感に変えることが出来れば書類選考を通り面接へと次のステージに進めることが出来ます。
逆に言えば、採用担当者の不安感を安心感に少しでも変えることが出来なければ書類選考は通らないという事です。中々書類選考が通らないという方は、残念ながらあなたの履歴書、職務経歴書からは不安感を安心感に変えるだけの材料が採用側からすると見つけきれなかったということになります。
上記から、「健康状態」に書くべき内容は体調・体力が戻っていること、仕事が出来そうだと思ってもらえるような安心感に繋がることを書くべきです。
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では、安心感を与えるために「良好」と書けば良いでしょうか?
私はNOだと思います。障害者枠において何かしら障害を持っていることが前提なので「良好」と書かれている場合は採用担当者の不安感を安心感に変えることは出来ず、「自分の障害を理解していないのか?正直に書いてくれていないのか?」と逆に不安感を増幅させます。なので、しっかりと現状を書く必要があります。
健康状態の例文
「自閉スペクトラム症(ASD)があります。症状は軽快、安定しており業務での支障はありませんが、治療のため月に1回、土曜日に通院しております(主治医の意見書添付)」
このように書ければ採用側の不安感を安心感に変えることが出来ます。また、3000円~5000円ほどお金がかかりますが、主治医の意見書を添付しておくとより良いです。あなたの主治医に「履歴書を出すので意見書を書いて欲しい」とお願いしましょう。「週に何回何十時間の仕事が可能と思われる」などと書いてくれます。
上記はあくまで例文ですのであなたの例で書きかえましょう。どのように書くべきか悩まれる場合は、あなたの支援者や支援機関に相談してください。また、通院の曜日は採用担当者は大変気にしますので併せて書きましょう※
※なぜ曜日が気になるのか?
応募先の企業が平日のみ出社の場合は、「土曜日」に通院されても困りませんが、「平日」に通院となると話は変わります。有給が出るまでの間は通院日は一日休んでもらうか、半日休んでもらうか、はたまた主治医と相談して通院の曜日を変えてもらえないのかなど採用側は考えます。そこも不安材料になり得ますので最初から曜日を書いてあげると親切です。
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