コロナの影響で我が子がゲーム依存傾向に💦我が家では「バウチャー制度」を取り入れてみた。タイムマネジメント能力を鍛え、自分で自分の時間をコントロール出来ているという感覚から自信をつけさせる。
長男(小学6年生)はオンラインゲームに依存傾向がある。元々ゲームは好きな方であったが、今回のコロナによる自粛で2か月程休校、家でやることがなく一日の大半をゲームに費やすようになった。一時間、二時間と一日のゲーム時間が長くなり、学校が再開した現在は勉強よりもゲームを優先するようになった。
やるべきことが出来ておらず、母親からのお叱りが飛ぶ毎日・・彼の自己肯定感が低くなっている。
・時間のコントロールをする必要がある
・失った自信を取り戻させたい
・タイムマネジメントの能力を上げさせたい
・親から「勉強しなさい!」などと抑圧されずに自分で楽しんで机に向かわせたい
などなど考え今回我が家では「バウチャー制度」を取り入れることにした。
子どもが将来になりたいと言っている職業をチケットに貼り付け。長男は「小児外科医になりたい」と言っているのでその写真を貼り付け。
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バウチャー制度とは?
これは、一週間のゲームやインターネット時間を事前に決めておき、その分のチケットを週初めに子どもに渡しておく。子どもはゲームをするときにそのチケットを親に渡してゲーム開始、タイマーで時間をはかり、鳴ったら終了。一週間分のチケットを使い切ったら次の週初めまで新たなチケットはもらえないというルール。
スタンスは「自由にゲームをしてもいい。いいけどチケットの範囲でね」
この制度の大事なポイントは、ゲーム機やタブレットの所有権は子どもではなく親であること。親が機器を所有し子どもが使いたいときは申告してもらい「親が子どもに貸してあげる」というスタンスを徹底する。ゲーム機、タブレットの所有権は子どもに渡さないということ。
他ルールは以下の通り
・ゲームやネットは親の前で行う※
・友達の家でゲームをした場合は申告してもらう
・〇週連続で約束を守れたらチケット一枚プレゼントなどご褒美を考える
・ネットは使い終わったら「一緒に」閲覧履歴を確認する※。何に興味を持っているのかを確認、その興味について良いことも悪いことも
親子で話しあう。このとき「そんなの見てはダメ!」と親の物差しで決めない。気づきを与え成長につなげるような問いかけを行う。
例 暴力的なサイトを見ていたケース
親「どうしてこのサイトを見たの?」
子「なんとなく・・」
親「これを見てあなたはどう思った?」
子「・・・ちょっとグロいかな」
親「グロイってどういうこと?」
子「暴力とか・・」
親「そうだね、結構な暴力シーンだね、これを見てどう思った?」
子「うーーん、気持ちが悪くなった」
親「気持ちが悪くなった?見て後悔しているってこと?(うん)じゃ次に暴力シーンが出るようなサイトになったらどうする、どうしたい?」
子「すぐ閉じたい」
親「暴力シーンが出たらすぐ閉じたいんだね、私もその方が良いと思う、賛成だよ。そういうシーンが出ないようにする設定があるけど、設定して欲しい?(うん)分かった、じゃそういうサイトが出ないようにブロックをかけておくね」
子「ありがとう」
親が「暴力的なシーンは見るな」と頭ごなしに言っているのではなく、あくまで本人の考えの元で「見たくない」という自己決定を後押しする形です。また、親は子どもに語り掛け子どもは自分の気持ちや意志を親にしっかりと伝えています、これにより「ママは(パパは)僕の話をちゃんと聞いてくれて、僕の意志を尊重してくれた」と感じることができ、親に対する信頼が高まります。信頼度が高まれば将来苦しんだとき、悩んだときに相談をしてくれるようになります。
追記(2021年9月13日)
※「ゲームやネットは親の前で行う」「一緒に閲覧履歴を確認する」について
インターネットやゲームは既に子どもたちのコミュニケーションツールとなり、公園化しています。そこから無理やり切り離そうとすることは得策ではありません。それよりも、うまく付き合っていくスキルを得て欲しいと思います。
一緒に履歴を確認するなどは子どもの年齢によって対応を検討します。画一的な線引きは出来ませんが、イメージ的には小学校低学年までは親が確認することは必要だと思います。子どもは何も知識がなく全くの無防備です、そして、インターネットやゲームの世界はそんな無防備の子どもに時には優しく、時には突然に襲い掛かります。オンラインゲームで知らない人から「会いたい」と言われたり「どこ住んでるの?〇〇送るから住所教えて」と聞かれたり、暴力的なシーンや過激な性描写のサイトなども存在します。無防備な子どもに対して自由になんでも見て良い、とするのはあまりに危険すぎます。
野に放たれた小鹿は広いサバンナの中で生きていくには危険が多い。
「ああいう茂みの後ろにライオンが隠れていることが多いよ」
「水飲み場にはワニがいて突然襲ってくるかもしれないよ、ワニが来たらすぐに逃げようね」などと小さい頃にしっかり教える必要があります。小さい頃にインターネット・ゲームの世界の危険性を伝える。将来、子どもたちが事件や犯罪に巻き込まれないように、危険な目に合わないようにするために私は大切だと思います。
繰り返しますが、危険性などを一緒に考えるためにも小学校低学年ぐらいまでは一緒に確認をする。
見た動画やサイトに関して一緒に考える行動はそういった危険なことから大事な子どもを遠ざけるためにも大切です。子どもがある程度理解出来たな、と判断出来れば親の前でゲームをしなくても一緒に閲覧履歴を確認する必要もないと思います。
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バウチャー制度を取り入れることのメリットデメリットは
メリット
・チケットを使いつつゲームを行うことによって時間の感覚が身につく
・自分で時間をコントロールしているという感覚から自信がつく
・ゲーム感覚でできる
・ネット使用後に閲覧を一緒にチェックするため、何に興味を持っているのか傾向を理解できる、親子の共通の話題にもできる。
デメリット
・ゲームやネットをする際は親がゲーム機やタブレットを貸してあげる必要があり、そこが手間
・ネット使用後に閲覧チェックを一緒に行うため、時間がかかるなど
週のゲーム時間はどうやって算出するか
週のゲーム時間を割り出す材料としては一日のやるべきことがどれぐらいの時間が必要かを先ず確認する必要がある。
学校からの宿題にどれぐらい時間がかかるのか?日記は?習い事は?
長男の毎日のやる事リストを確認すると約2時間かかることが分かった。
それにお風呂、食事、テレビなどのルーティンで1時間半
彼の帰宅は約18時、就寝時間は23時、家に帰ってから寝るまでの5時間が彼の使える時間でそこからやるべきこととお風呂などのルーティンの時間を引くと残りが1時間半となる。
やるべきこと2時間+ルーティン1時間半-5時間=1時間半
この1時間半が彼の自由な時間となる。宿題が上手く進まないなど30分のビハインドを考えて一日の自由に使っていい時間を1時間とする。週7日で7時間、友達の家でゲームをすることを鑑みて我が家では週10時間分のチケットを渡して様子を見ることにした。あまりキツキツの時間設定だと、友達の家でのゲーム時間を正直に申告してくれない可能性があるので。
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色々なパターンで実験♪
また、チケットの写真には以下バージョンで行い、子どものパフォーマンスを見る実験を行う。
・子どもが将来なりたいものを貼り付けるバージョン
(長男は将来小児外科医になりたいといっているのでその写真を貼り付けている)
・風景、動物など写真を貼り付けるバージョン
・勉強している状況のバージョン
どのパターンがより子どものパフォーマンスを上げるのか??
本日から実験開始!!
バウチャーチケットはパワポがあればテンプレートの「チケット」から作ることができる。
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小学6年生男子