子どもの特性に合った進学、就職のためにも障害(特性)を肯定的に前向きに捉えることが出来るように伝える。
発達障害者は自分に合った仕事を見つけるためにも自己理解(障害理解)が重要.
理想としては,中学生ぐらいまでに障害について伝えることが望ましい.そうすれば,早くから将来について考えることができ,大学進学もその延長線上で決めることが出来るから.
しかし,児に障害伝えることは非常にセンシティブな内容で難しい.
一番避けたいのは本人が「どうせ自分は障害者なんでしょ」と誤解し悪くとること.これは避けたい.
明星大学の星山麻木は
「君はレアタイプだ…進化系の貴重なタイプなんだよ」
と肯定的に伝えることが大切としている。
(*'▽')「俺、レア?すげー!」
ゲーム世代の子どもに合わせた言い方が伝わる。
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肯定的に伝えた後、イメージとして、
「ノーマルの人が行動力2のところ君は10ある、思ったことをすぐに行動に変えれて素晴らしいよね、でもよく考えずに決めて失敗することもあるかもしれない、だから...」
と考えられる課題とそれに対する改善策も一緒にセットに伝える。
ノーマル(多数派)とは違う、レアタイプと気づくことは大切で、自分がノーマルと思うと「皆が出来ていることがなんで自分は出来ないんだ」とノーマルを追い求めることが正義になり、苦しくなるかもしれない。
そういった意味でも伝えることは大切。
「君は超レアの進化系なんだよ、だから出来ることは凄く出来るけどその分出来ないこともあるよ」
と肯定的に伝える。
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また、お子様に誤解なく自分の特性を前向きに捉えることが出来るように伝えるには主治医に頼ることも考える。
もし主治医から「お母さんから伝えて下さい」と断られた場合は地域の発達障害者支援センターに相談するのも一つ
私、就労支援者の立場としては特性を踏まえた進学、就職が好ましいと思っている。
感覚過敏があるのに薬学部に行ったり、
場面緘黙があるのに「子どもが好きだから」で保育士目指したり、
想定外なことが起こるとパニックになり動けなくなる子が「人を助けたいから」で看護師を目指したり(超臨機応変な職場環境で相当な負荷がかかる)
特に発達障害児者は「興味関心」だけで進学、就職を決めるのではなく、「障害特性、能力」や「価値観※」を見る必要がある。
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