あなたの部下から発達障害をカミングアウトされた場合
上司のあなたはどう対応するだろうか?
その時に、慌てないように対応方法を誤らないように、今考えてみたい。
言ってはいけないNGワードは
「そんなの誰でもあるよ」
「言い訳にするな!」
等の本人の告白を受け止めず否定すること。
先ず考えておきたいのは、上司のあなたに告白するに至った経緯、ここに思いを向ける必要がある。
恐らくほとんどの方が自身の障害については、言いたくないと思っている。
しかし、職場で例えばケアレスミスが多い、指示を理解しづらい、特定の音や光などに過敏さがある、などなど
本人の「うまくいかなさ」があって苦しんで、考えて考えて悩んで悩みぬいた上で、上司のあなたに告白している場合
「そんなの誰でもあるよ」
「言い訳にするな!」
と否定されたら、どうだろうか。
深く深く傷つくかもしれない。
なので、告白されたら、その経緯や思いにしっかりと耳を傾ける必要がある。
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Goodな対応
・どんなサポートが必要かを確認
・よく話を聞いて特性を理解
・今後どうしたいか希望を聞く
・得意、苦手を確認 ・出来ないことを強要しない
部下の言葉を受け止めず否定するNGワードは、本人を傷つけ、結果的にうつなどの二次障害に繋がる可能性もある。
本人の良い面にも注目して、どうすれば特性を生かして仕事が出来るか話し合うことが必要。
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告白を受けたときの例文
部下 「・・ご相談がありまして、、あの・・実は・・私は発達障害があります。」
上司「そうだったのか・・言ってくれてありがとう。全く気付かなかったよ・・君の上司なのに気づけず申し訳なかった・・」←まず、受け止める
部下「いえ、そんなことは・・普段の仕事で電話をとってもメモが出来なかったり、違うお客様に案内書を出したりと、ご迷惑をおかけし申し訳ありません。医師からは発達障害の特性から来ている困難さ、みたいな説明を受けておりまして・・」
上司「普段の業務は確かに大変そうだったな、そういうのも発達障害からくることなのか?(はい、自分の特性から来る苦手さです)それで今病院に通っている?」←状況確認
部下「はい、病院に今通っています」
上司「病院には自分で行こうと思ったから?(はい、半年ほど前から通っています)他に相談に行ったりは?(していません)そうか、ずっと一人で悩んでいたんだな、苦しませてしまったな・・・申し訳なかった・・」←支援者や支援機関と繋がっているか確認、必要に応じて連携を検討(本人の許可必要)
上司「今回、僕に相談しようと思った直接のきっかけとかある?」←自分の障害を告白しようと思った直接のきっかけを確認
部下「先日、〇〇での操作ミスで他部署やお客様にも損害を出してしまったことです・・もう自分には無理だと思って・・」
ここから、下記を検討します。
・どんなサポートが必要かを確認
・よく話を聞いて特性を理解
・今後どうしたいか希望を聞く
・得意、苦手を確認 ・出来ないことを強要しない
うつなど二次障害を既に起こしている可能性もあるため、職場の産業医がいれば先ずは産業医にご相談を。
外部機関の発達障害者支援センターなど社会資源を使い相談することも検討します。
あなた自身も一人で抱えないように。
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