その善意が将来当事者の苦しみの素になることも

大人が「善意」で発達障害児者に植え込む価値観。その価値観が将来の「苦しみの素」になることも。


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キャリア教育で中学生ぐらいから仕事をする意識を持たせていくことがされているがちょっと心配な面も

発達障害の特性として真面目な部分があるので、一度「働かなければならない」という価値観が強く教え込まれると将来もし「でも働けない」状況になったときに精神的にかなり追い詰められることになる。


「将来のためにもしっかり勉強した方がいい」
「お父さんもお母さんもいつまでも生きてないし」


などと周りの大人は善意で声をかけるが本人にとっては脅しにもなるような言葉となる.

発達障害の就労の課題は精神的に追い込めば何とかなるというような簡単なことではない.

就労を繰り返しテーマにすることで将来,精神的な破綻のリスクも高めてしまう可能性もある。


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この破綻のリスクはある程度予防できると思っている.

思春期以降は何かが出来ない,うまくいかないとかそんな自分に苦しみ悩む.

「出来ないことがある自分でもよい」という気持ちをどれだけ育てられるかが鍵になる.

学校教育や就労支援で将来の「苦しみの素」を善意で本人の心の中に埋めていないか.


支援者として自省も込めて。 

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