育児・介護休業法の両立支援セミナーに参加

仕事と育児の両立支援セミナーに先日参加した。
育児・介護休業法が段階的に改正されていく。ポイントは以下の通り。

■令和4年4月1日施行(既に始まっている)
・雇用環境整備、個別の周知・意向確認の措置の義務化
・育児休業を取得しやすい雇用環境の整備など

■令和4年10月1日施行
・産後パパ育休(出生時育児休業)の創設
・育児休業の分割取得

■令和5年4月1日施行
・育児休業取得状況の公表の義務化


【内容】
今まで努力義務であった「個別の周知」「意向確認」が義務化され、10月からは産後パパ育休の創設、育児休業の分割取得、更に来年4月から施行される「育児休業取得状況の公表の義務化」など段階的に進んでいく。

女性が子育てをするもの、という古い考えではなく子育てはパパママ両方が行っていく。

そのためには、法律面からパパが育児参加しやすいように体制づくりをしていくというもの。

現在女性の育児休業取得率は85%以上、一方男性は13%台(これでも最近取得率は上がった方・・)と開きがある。2024年には30%台にしたいと国は考えている。


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【感想】
・男性が育児休業を当たり前にとるためには、先ずは経営者がトップダウンでしっかりやっていくという姿勢を社内に伝えていく必要がある。取りづらい雰囲気があるので社内でマネジメントクラスが研修を受けていき育児休業をとるのが当たり前という風土を時間はかかるかもしれないが醸成していくことが求められる。

・育児休業というネーミングから育児を経験していない人からすると「あいつ休んで良いよなー」と「休み」という誤った印象がある。実際は睡眠時間が削られたりと決して休める期間ではない。なので正しくは「育児休業」ではなく「育児修行」とも言える。

・「育休取るの?」と上司が聞くと「・・あ、取らなくても大丈夫です」と忖度してしまう可能性がある。育休は取るのが当たり前。その前提に立てば正しい聞き方は「育休はいつから取るの?」が適切ではないか?

・「育児」は「育自」
子育てを通じて親は忍耐、我慢などを学ぶそういった意味では「育児」は「育自」と言える。


キャリアコンサルタントとして仕事に関わる様々な法改正は理解しておく必要がある。
今後も個人や組織支援に活かせるように学びを深めていく。



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