聴覚障がい者の勘違い

皆様、こんにちは〜
キャリアコンサルタントの貫井(ぬくい)です。
障がい者就労支援を通じて、あなたの課題を解決します。

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以前企業に属し障がい者就労支援をやっていた頃の話。
私が担当していたのはほぼ精神、知的障がい者の方であったが、まれに身体障がい者の方を担当することがあった。
担当した方は、軽い聴覚障がいの50代女性、仮に田中さんとする(特定されない程度に設定変えています)後ろや横から話しかけても声に気付かないが、その方の前に立ち話しかけると口の動きや、かすかに聞こえる声からコミュニケーションは取れた(当時は金銭的な問題で補聴器はしていなかった)


トントン拍子に決まった仕事

そんな彼女、事務職を探していると希望があり私と面談、結果当時募集がかかっていた幼稚園に紹介することにした。当時幼稚園側からは

「障がい者を雇わなければいけないがウチは身体しか無理。精神障がい者を雇うとなった場合、子供達のご両親に説明が難しい、恐らく反対されるだろう、、なので身体障がい者を紹介してください」

この園長の言葉には色々と言い返したい気持ちはあったが、園と保護者との関係、保護者全員の精神障がい者に対する偏見を取り除くことは時間がかかると判断、その場では話をそのまま受け止めた。

そんな中で紹介した田中さん。
即仕事が決まり就職することに。

聞こえないから起こる誤解

仕事は順調だった。
2ヶ月に1度、幼稚園に行き本人や園長から様子を聞いていたが本人も園長さんも周りの職員さんも雰囲気良く仕事ができているようだった。本人も笑顔がこぼれ、やる気にみなぎり

このまま頑張る!

と目をキラキラさせ言っていた、が半年ほど過ぎた頃その笑顔が突然曇りだした。

訪問3回目、幼稚園に状況確認で行った際、彼女から手渡されたメモ用紙にこう書いてあった。

「他の職員が私の悪口を言っている」

「どうしてそう思うんですか?」と私とのメモのやりとりは続く。

結論的には、実際悪口を聞いたわけではなく「そんな気がする」ということであった。
田中さんは、後ろや横からの音には反応できない、目の前に立ってもらえないと音が拾えない。気軽に話せないことから職場内で少しずつできた職員との亀裂、コミュニケーション不足、仕事も上手くいかない、そんな焦りから「悪口を言われている」と誤解したようだった。

IMG_0032.JPG

誤解を生まないためにできること

聴覚障がい者は聞こえに多少難があることから、自身の殻に閉じこもることがある。
周りの社員や職員とのコミュニケーションが上手く取れないとそこから誤解を生み

「私は受け入れられていない」
「悪口を言われている」
「ここには私の居場所がない」

などなどマイナス思考に陥る。
マイナス思考が慢性化するとうつなどのメンタル疾患になる可能性もある。
睡眠は取れているか?2週間ほど睡眠が上手く取れていなければうつなどを疑ったほうがいい場合もある。

では、上記「誤解」を生まないためにはどうすればいいか?
使い古された陳腐な言い方であるかもしれないが、やはり日頃のコミュニケーションが大事ということである。
積極的に話しかける、手話を覚える、手話の勉強会を定期的に行う、これだけで「私は受け入れられている、ここは私の居場所なんだ」と思える。

何かのご縁で出会った奇跡。
職場の仲間として家族としてオープンマインドで迎えてほしい。


ちなみに、、

先の田中さんは、定期的な職員同士の話し合いに参加させてもらっていなかった、理由は

聞こえないから可哀想
そこまで大事な話ではないから田中さんはいなくても大丈夫

というものだった。本人はどう思っていたのか、疎外感、、
園長に即改善を提案。

分からなくともいいので本人に話し合いの場所に参加させる、後日議事録を本人に渡し意思の疎通をはかる。これだけでも「私は必要とされている」と感じることができる!!と。

園長はすぐに動いてくれ私の提案通りやってくれた。
彼女は笑顔を取り戻し自分から積極的に職員の輪に参加するようになった!
彼女はその後しばらくは幼稚園で働いた後、もっと自分に合った仕事を見つけ転職を果たしている。

日頃のコミュニケーション
あなたが必要というメッセージ
積極的に話しかける

聴覚障がい者の場合は特に誤解を生まないようにしたい。

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